Player 特になし
Body
農園でしゃがんで枝を整理した。膝より先に足の裏が窮屈になり、長靴の中で指を動かした。立つ時は支柱に手を置かず、自分の腿に手をついた。支柱が抜けると直す仕事が増える。家まで自転車で戻ると、風が袖から入って腕の汗が乾いた。厨房とは違って、外で汗をかいた後はシャツを替えるだけでも気持ちがよい。朝食の椅子に座ってから腰が少し重くなった。妻に何か取ってと言われる前に湯を入れ、二人分の茶を置いてから座り直した。
Emotion
娘が赤ん坊の服の写真を送ってきた。まだ着る人が来ていない服だ。思っていたより袖が短く、こんなに小さかったかと妻に見せた。妻はもう同じ写真を見ていた。何か買って送るかと聞くと、先に必要なものを聞きなさいと言われた。確かにそうだと思う。ただ、買うものが一つぐらい決まっていると落ち着く。娘には、用意が進んでいるな、と返した。送ってからもう一度写真を開いた。袖の先が丸く折ってあった。
Mind
農園の収穫を一度に持ち帰ると、妻が配る先を探すことになる。区画を増やした時は採れる数ばかり考えていた。毎日二人で食べる量には限りがある。来年の植え付けは時期を少しずらせるか、隣の区画の人に聞こうと思う。厨房なら予定の数を作ればよいが、畑は都合のいい日にだけ実がなるわけではない。記録を見返すと、多く採れた日は数しか書いていなかった。誰に何を渡したかも書けば、同じ家へ続けて持っていかずに済む。