Body
キャンプの朝、寝袋の中では暖かかったのに、外へ出ると手だけすぐ冷えた。湯を沸かす間に指を握ったり開いたりして、カップを持ってようやく落ち着いた。自宅では目が覚めても背中が重く、しばらく布団から出たくない日があるが、今日はよく眠った感じがする。時計を見るまで何時間寝たか考えていなかった。朝食を食べてから道具を片付けると、しゃがむ動作で太ももに昨日歩いた分の疲れが残っていた。痛いほどではない。帰りの運転を始める前に少し歩いたら体が温まり、上着がいらなくなった。家では座っている時間を細かく気にしているのに、ここでは必要に応じて勝手に動いている。そのくらいでちょうどよかった。
Mind
焚き火を見ているとき、どの枝が次に崩れるかをつい予想している。何も考えないために来ているつもりなのに、ここでも動き方を調べているらしい。ただ、予想が外れても困らないので、仕事の確認とはかなり違う。太い薪はまだ残ると思ったら急に割れ、細い枝のほうが形を保っていた。動画に撮ったものを見るより、目の前で起きる小さい変化を待つほうが面白い。帰ったら調べようと思ったこともいくつかあったが、もう正確には覚えていない。普段ならメモを取らなかったことを惜しむところなのに、今回はそれほど気にならない。次に来たら同じことをまた考えるかもしれない。
Emotion
後輩が、前に教えた確認方法で問題を見つけたと報告してきた。よかったですねと答えたが、思った以上に嬉しかった。自分で直してしまうほうが早い場面も多いので、説明に時間を使ったことが無駄ではなかったと分かるのは助かる。帰宅後もその話を思い出し、誰かに伝えたいような気がした。母に電話するほどの用事でもないので、結局いつも通り夕食を作った。こういう小さい良いことは、説明の前置きが長くなりそうで人に話しにくい。食事中に母から普通の連絡が来たので少し話したら、内容はあまり分からない様子だったが、声が明るいと言われた。それで十分な気もする。