Player もう少し右
Body
日勤の終わり、記録を見直しているうちに椅子の端まで前に出ていた。肩が上がり、足の裏は床を強く押していた。同僚が隣に座ったので少し場所を空けたら、ようやく背もたれに触れた。駅まで歩く間も頭では文章を直していたけれど、パン屋の前で立ち止まってからは、お腹が空いている方がはっきりした。帰宅して靴下を脱ぐと、足首にゴムの跡が残っていた。
Mind
申し送りは、私が考えた過程を全部渡す時間ではない。次の人が確認することと、本人が何を気にしているかを先に置く。二つの重なった説明をまとめても、その人の言葉は消さずに済んだ。明日はこの順で最初から書いてみる。ただ短くするだけなら簡単で、たぶんそれが目的ではない。手伝ってもらった箇所は覚えておきたいので、患者情報を含まない書き方のメモだけ残した。
Emotion
同僚に「ここは一文にできるね」と言われ、また丁寧すぎると言われるのかと思って身構えた。でも、患者さん自身が心配していた部分は残してくれた。そこを大事に読んでいたのが分かり、ほっとした。帰り道には少し恥ずかしくなった。直される前から、否定される準備をしていた。今日は帰ってからもその一文を思い出したけれど、嫌な感じではなかった。