Emotion
お客さんの家で、以前まだ小さかったお孫さんが大きな声で挨拶してくれた。前に会った時はお母さんの後ろに隠れていたのに、今度は自分から学校の話までしてくれて、うれしいちゃ。私はつい質問を重ねてしまい、おばあちゃんにお茶が冷めるよと笑われた。家に帰ってその話をすると、奥さんがうちの子も今日いろいろあったよと言った。責める調子ではなかったが、ちょっと胸に残った。それで夕飯の時に聞いたら、三人が一斉に違う話を始めた。聞き取れん、順番と言いながら楽しかった。よそのお孫さんの成長に感激する間に、自分の家もずいぶん賑やかになっている。なんまんだぶ。
Mind
報恩講の段取りを考えていたら、母が昔は献立より誰と一緒に食べるかが楽しみだったと言った。私は人数と机の置き方ばかり先に考えていたので、それから知らない人同士をどう座らせるかが頭から離れない。顔見知りを固めたほうが気楽なのか、初めての人が一人になるのか。勝手に席を決めすぎるとまた奥さんに注意される気もする。青年部の仲間に聞いたら、まずお前が挨拶を短くすればいいと言われた。そこは座席の話と関係ないやろ、と返したが、食事が始まる時間には確かに関係ある。挨拶の原稿を見たら、もう一枚増やそうとしていたところだった。なんまんだぶ。
Body
朝の勤行で声を出したら、昨日の寄合で喋りすぎたせいか最初だけ喉がかすれた。隣の子がこちらを見て笑うので、つられて笑いそうになったが途中なので我慢。続けているうちに声が出てきて、胸にいつもの響きが戻った。歌うのとも人に説明するのとも少し違う、この時間だけは次に何を話すか考えなくていい。終わって正座を崩すと足がしびれていて、立ち上がるところでまた子どもに笑われた。朝から父親の威厳はなかなか忙しい。そのあと飲んだ温かいお茶がうまかった。仕事の電話を一本するつもりで受話器に手を伸ばしたら、奥さんにまだ早いと言われた。時計を見ると本当に早かった。